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    0710圓通寺(Entsuji Temple)

    • 2019.02.01 Friday
    • 20:52

     圓通寺(えんつうじ)は左京区岩倉幡枝町、深泥池の北1kmほどの所にあるにある臨済宗妙心寺派の寺院で、山号は大悲山。江戸時代初期(1639)に後水尾天皇が造営された幡枝(はたえ)離宮の跡であり、幡枝小御所、幡枝茶園とも呼ばれていた。延宝6年(1678)、霊元天皇が乳母 円光院の願いを受けて御殿と庭園を賜り、円光院文英尼が開基となり、妙心寺十世 景川宗隆(けいせんそうりゅう)を勧請開山として尼寺が創建されたのが始まりである。その後、後水尾上皇により、「大悲・圓通」の勅額を賜り、延宝8年(1680)、霊元天皇は勅願寺と定め、梵鐘を納進されている。

     本堂中央には定朝の作といわれる本尊 聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)座像が安置されているが、毎年正月の三が日しか公開されない。また、本堂奥の間には釈迦如来像と共に後水尾天皇以降の歴代皇族の尊牌が祀られている。

     本尊の聖観世音菩薩は「微笑にまさるきれいな化粧なし」と書かれていた通り、微笑の表情が素晴らしい仏像で、心の安まる思いがした。

     本堂の東面にある400坪ほどの前庭(国の名勝)は、借景式枯山水庭園で、一面に青苔でおおわれた平庭の北隅に数十個の石が置かれ、刈り込みされた端正な風情で、深い奥行きを感じさせる。杉木立の間のツツジ・サザンカなど50種類の生垣の向こうに竹林があり、はるかに比叡山の稜線が見える。本堂の柱も、庭園の一部としての役割を担っている。

     後水尾上皇が、比叡山の借景を得るために、各所をまわってようやくこの地を探し当てたといわれる。比叡山を、正面から眺められ、左右に連なる山々と共に、力強い雄大な姿を見せている。大小40個ほどの庭石は、後水尾上皇が自ら配したといわれており、後水尾上皇が眺めた庭の美しさをいまに伝える名勝庭園である。

     本堂の奥には独立して潮音堂があり、ここには不空羂索観世音菩薩が安置されていたが、この仏像もきれいな仏像であった。いずれの建物も内部は撮影禁止となっていた。 
     なお、京都市では、高層マンション建築など急速に進む都市開発により、貴重な借景を壊してしまうと危惧され、圓通寺庭園などの借景を保護するために眺望条例(京都市眺望景観創生条例)が制定されており、圓通寺周辺区域では、高さだけでなく、屋根の形式なども制限されている。  

    (写真1)

    (写真2)

     (写真1、2)は山門で、右手に駒札が立てられ、左手前にある石標には「不許酒肉五辛入門」と刻まれている。因みに、五辛(ごしん)は五葷(ごくん)とも呼ばれ、仏門で食することを禁じられている臭みのある五種の蔬菜で、大蒜(にんにく)、 革葱(らっきょう)、 慈葱(ねぎ)、 蘭葱(ひる)、 興渠(にら)がそれに当たる。

    (写真3)

     (写真3)は山門を入った参道から山門の方向を撮ったもので、山門を入って直ぐ左手に自然石の歌碑が見える。

    (写真4)

     (写真4)はその歌碑で、高浜虚子の歌「柿落葉 踏ミてたづねぬ 円通寺」が刻まれている。高浜虚子は昭和30年(1955)、鞍馬からの帰りに圓通寺を訪ねた。

    (写真5)

    (写真6)

     (写真5、6)は参道の奥に向かって左手と右手を撮ったもので、左手には鐘楼、玄関、本堂、潮音堂、右手には庫裡が見える。

    (写真7)

    (写真8)

    (写真9)

    (写真7)は鐘楼、(写真8)は玄関、(写真9)は潮音堂である。

    (写真10)

    (写真11)

    (写真10)は玄関前の花頭窓から外の景色で、鐘楼が見える。(写真11)は玄関から奥を撮ったものである。

    (写真12) (写真13)

    (写真14)

    (写真1214)は借景で有名な本堂前の庭園を異なる角度と構図で撮ったもので、いずれも背景の比叡山が庭の一部になっていて美しい。

    (写真15)

    (写真16)

    (写真17)

    (写真15)は同庭園の南側、(写真16)は北側を撮ったもので、枯山水の石組みの様子がよく分かる。(写真17)は庭園北側の手水鉢である。(2018.1.1.訪問)

     

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