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    0695妙心寺天球院(Tenkyuin Temple)

    • 2016.03.29 Tuesday
    • 16:59
     天球院(てんきゅういん)は臨済宗妙心寺派の大本山妙心寺の塔頭で、北門を入って直ぐ西側にある。駒札によると当院は、岡山藩主池田光政兄弟が、大伯母天久院(てんきゅういん)のために、寛永八年(1631)から同十二年(1635)にかけて建立した寺院で、開山は江山景巴(こうざんけいは)和尚である。
     方丈(本堂)は、桁行七間、梁行六間の単層入母屋造の桟瓦葺で、唐破風柿葺(こけらぶき)の玄関と共に江戸時代の禅宗方丈建築の典型として貴重なものである。
     方丈内部は、狩野山楽・山雪筆による「武虎図」、「梅に遊禽図」、「籬草花図」、「牡丹・槇図」、「牡丹唐獅子図」等の金碧画を始め、「竹叭々鳥図」、「山水人物図」等の水墨画で飾られ、杉戸には二十七面にも及び彩色画が描かれており、創建当時の絢爛豪華さを今に伝えている。
     また、その他に寺宝として、藤原宣房(のぶふさ)筆の「法華経陀羅尼品」を所蔵している。

     
    (写真1)

     
    (写真2)

     
    (写真3)

     (写真1)は山門で、左手に「天球院本堂(1631〜1634建立)内部障壁画狩野山楽山雪筆」と書かれた文化財の立札が立っている。(写真2、3)は「50回記念京の冬の旅」のポスターでいずれにも「梅に遊禽図」が写っている。

     
    (写真4)

     (写真4)は山門から唐門までのアプローチで、参道両側に鬼瓦の展示や井戸等がある。

     
    (写真5)

     (写真5)は参道奥正面の唐門左手前にある「明」と刻まれた石で、裏には「暗」と刻まれている。

     
    (写真6)

     
    (写真7)

     
    (写真8)

     (写真6、7)は唐門、(写真8)は唐門を入った正面の花頭窓で、窓中央の開口部からは方丈前庭の一部が見える。

     
    (写真9)

     (写真9)は唐門手前右(北)側の庫裡玄関で、左手に蝋梅の花が咲いていた。

     
    (写真10)

     
    (写真11)

     
    (写真12)

     (写真10)は方丈、(写真11、12)はそれぞれ東側と西側から撮った方丈前庭である。

     
    (写真13)

     建物内部は撮影禁止であるが、(写真13)は拝観券に印刷された「梅に遊禽図」の一部、雉の図である。

     
    (写真14)

     
    (写真15)

     (写真14、15)は方丈西庭で「天球」と刻まれた石の手水鉢がある。なお、方丈東西の廊下には伏見城の戦いで自刃した鳥居元忠や家臣の血痕が残る血天井がある〔血天井は養源院(0578)、宝泉院(0230)、正伝寺(0452)、源光庵(0445)にも残っている〕。(2016.2.26.訪問)

     

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