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    0629瑠璃光院(Rurikoin Temple)

    • 2015.07.30 Thursday
    • 15:45
     瑠璃光院(るりこういん)は、比叡山の麓、八瀬の高野側(大原川、八瀬川)沿いにある浄土真宗東本願寺派の寺院で、正式名は無量寿山光明寺。実業家・政治家の田中源太郎の別荘から、料亭になり、寺院に改められた。春は新緑(青もみじ)、秋は「もみじの滝」といわれる紅葉の名所になっている。
     京都市の駒札によると、ここ「八瀬」は「矢背」とも記されるように、壬申(じんしん)の乱(672)で背に矢傷を負った大海人皇子(おおあまのおうじ)(天武天皇)が「八瀬の竈(かま)風呂」で傷を癒したことから、平安貴族や武家の時代を通じて「やすらぎ」の郷として長く愛されてきた。
     この地には、当初、明治に建てられた別荘があり、三条実美(さんじょうさねとみ)はこれを「喜鶴亭(きかくてい)」と名づけ,直筆の命名額が当院に残されている。「喜鶴亭」は茶室名として現在も受け継がれている。
     その後、昭和初期にかけて、一万二千坪の敷地に東山を借景とした築庭と延べ二百四十坪に及ぶ数寄屋造りに大改築された。建築にあたった棟梁は、京数寄屋造りの名人と称された中村外二(なかむらそとじ)、築庭は、佐野藤右衛門(さのとうえもん)一派の作と伝えられている。
     その後現在まで、日本情緒あふれる名建築・名庭として著名人をはじめ多くの人々に親しまれ、近年では囲碁本因坊や将棋名人戦の舞台にもなったことが知られている。  
     山門を入ると、数十種類のもみじや苔、数百本の馬酔木(あせび)、比叡山の伏流水が、主庭「山露路(やまろじ)の庭」、「瑠璃の庭」、「臥龍(がりょう)の庭」を四季折々の趣で彩っている。

     
    (写真1)

     (写真1)は山門で、右側には「無量寿山光明寺 瑠璃光院」、左側には「茶庵 喜鶴亭」の木札が掛かっている。

     
    (写真2)

     (写真2)は拝観受付で渡された「瑠璃光院拝観順路図」である。

     
    (写真3)

     
    (写真4)

     (写真3)は山門を入ったところから撮った参道の石段、(写真4)はその上にある中門で、ここからは中に入れない。

     
    (写真5)

     (写真5)は中門から玄関までの山露地の庭の一部で、十三重の石塔が見える。山露地の庭は、石段の参道と池・石組・樹木による山門から玄関までの庭のことである。

     
    (写真6)

     (写真6)は山露地の庭の南端部分で、橋を渡った右側に玄関がある。

     
    (写真7)

     
    (写真8)

     
    (写真9)

     
    (写真10)

     玄関を入り、まず書院の二階に上がる。(写真7〜10)は二階書院より眺めた瑠璃の庭で、(写真7)から(写真9)へとカメラを東から西へ移動させている。(写真10)は西側である。庭は苔と白砂・石組・遣水・植栽によって構成されている。苔の一種が光の加減で輝き、「瑠璃色に輝く浄土の世界が現れる」として名付けられたという。「瑠璃」とは、仏教語で「浄土世界」を意味する。奥に置かれた大きな岩から比叡山の伏流水が、細く緩やかな曲線を描く遣水により、手前左手に流れてくる。その流れに沿うように、細く白い小径が付けられている。

     
    (写真11)

     (写真11)は北側を撮ったもので、こちら側は八瀬が遠望出来る。

     
    (写真12)

     
    (写真13)

     
    (写真14)

     
    (写真15)

     次に、書院の一階に下りて、同じ瑠璃の庭を眺める。(写真12〜15)はやはり東から西に移動しながら庭を撮っている。

     
    (写真16)

     (写真16)は北側で、紅葉はどの方向を見ても美しい。

     
    (写真17)

     
    (写真18)

     
    (写真19)

     (写真17)は書院内部、(写真18、19)は本堂で、阿弥陀如来像が祀られている。

     
    (写真20)

     
    (写真21)

     
    (写真22)

     (写真20〜22)は喜鶴亭から見た臥龍(がりょう)の庭で、やはりカメラを東から西へ移動させている。自然の地勢と石組・水の流れ・建物により、昇雲の龍身が表されているといわれる。廊下に紅葉が映り、床紅葉が美しい。

     
    (写真23)

     
    (写真24)

     (写真23)は喜鶴亭からその玄関方向を撮ったもの、(写真24)は中門を入って直ぐ右側にある喜鶴亭玄関を内側から撮ったもので、前庭は山露地の庭の一部である。(2014.11.28.訪問)

     

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    • 2019.05.01 Wednesday
    • 15:45
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      コメント
      突如のコメント失礼致します。
      もうずいぶん月日が経過してしまっておりますが、
      瑠璃光院の拝観順路図をまだお持ちでしょうか。。
      詳細に知りたい事情ができましたもので。。
      掲載の画像では粗く読み取りにくいので、もしお持ちでしたら見せていただけないでしょうか。。
      • とみたろう
      • 2017/05/12 10:07 PM
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